屋根修理の達人ブログ
【屋根の漆喰劣化が危ない理由】瓦屋根のサインと雨漏りリスク|川崎市・横浜市の屋根点検専門(2025年12月18日更新)
2025.12.18
日本の住宅に多く使われる瓦屋根。耐久性が高い反面、見落とされがちなのが「漆喰(しっくい)」の劣化です。
漆喰は瓦と棟を固定し、雨水の侵入を防ぐ大切な役割を担っています。しかし、経年劣化を放置すると、雨漏れの原因になることも——。
川崎市・横浜市でも、近年は台風・地震の影響により、漆喰補修や屋根葺き替えのご相談が増えています。
先日も数件屋根点検のご依頼を宮前区でいただきました。
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漆喰(しっくい)とは
漆喰は、石灰を主原料とした無機系の左官・建築材料で、
瓦屋根の棟・壁・土蔵などに古くから使われてきました。
消石灰に海藻糊やスサ、川砂などを混ぜたもので、コテで押さえて仕上げ、空気中の二酸化炭素と結合することで元の石灰岩と同じ組成に戻り、比較的ゆっくり時間をかけて固まっていきます。
特徴としては、以下が挙げられます。
室内を快適に保つ性質から内装の仕上げ材としてもよく用いられます。また、耐久性に優れた素材であるため、古くから瓦屋根の材料としても用いられてきた伝統的な素材です。
漆喰の主原料(基本構成)
① 消石灰(主成分)
漆喰の約70〜80%を占める最重要原料
- 原料:石灰石(CaCO₃)
- 製造工程:石灰石を焼成 → 生石灰(CaO)生石灰に水を加える → 消石灰(Ca(OH)₂)
【特徴】
- 空気中の二酸化炭素と反応して硬化(炭酸化)
- 時間をかけて石に戻るため耐久性が非常に高い
- 強アルカリ性 → 防カビ・防菌効果
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② のり(結合材)
消石灰だけでは脆いため、粘り・付着性を高める材料
(例)海藻のり(フノリ)・スサ(麻・ワラ繊維)
【役割】
- 施工性向上(コテ離れ防止)
- 乾燥時のひび割れ防止
- 下地への密着性アップ
※伝統的な漆喰ほど天然のりを使用
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③ スサ(繊維材)
繊維状の補強材
(例)麻スサ・ワラスサ・紙スサ(和紙)
【役割】
- 引張強度の補強
- 乾燥収縮によるクラック抑制
👉 鉄筋コンクリートでいう「鉄筋」の役割
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④ 砂・骨材(用途による)
屋根用漆喰ではほぼ用いられませんが、
壁用・厚塗り用では少量が使用されることも。
現代の屋根用漆喰に使われる素材(改良型)
近年の屋根漆喰は耐久性・施工性を重視して改良されています。
添加される素材
- 合成樹脂(アクリル・エマルション)
- 防水材
- 硬化促進材
メリット
- 早く固まる
- 雨に強い
- 剥がれにくい
デメリット
- 伝統漆喰より「呼吸性」がやや低下
- 製品により寿命差が大きい
■こんな屋根の症状は要注意
- 瓦のズレ・歪み
- 割れ・欠け
- 棟(むね)の崩れ・浮き
- 漆喰のひび割れ・欠落・黒ずみ
- コケ・カビの発生
- 瓦裏の木材の腐り
- 屋根全体が波打って見える
これらは、漆喰が本来の役割を果たせていないサインです。
■漆喰が劣化する原因
- 紫外線・雨風・気温差による経年劣化
- 地震や台風による揺れ・衝撃
- 施工不良・材料の品質差
- 長期間メンテナンスしていない
一般的に漆喰の耐用年数は 約10〜20年 と言われています。
10年以上メンテナンスされていない方は、一度点検されることをオススメいたします。
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■屋根に異常が!放置するとどうなる?
- 雨水が棟内部へ侵入
- 下地の木材が腐る
- シロアリ被害へ発展
- 屋根全体の崩落リスク
- 室内の雨漏れ・シミ・カビ…
小さなひびでも油断は禁物!
雨漏れが発生すると、修繕費が一気に高額になります。
漆喰だけの補修で済む段階なら、工事期間も費用も最小限。
早めの点検が、住まいと家計を守る最良の策です。
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✅まずは屋根点検・お見積もりから(川崎市・横浜市)
漆喰の劣化は、地上からでは判断が難しい場合があります。
屋根は普段見えない場所だからこそ、気づいたときには手遅れ…というケースが多いです。
「瓦がずれている気がする」「雨漏れはまだしていないけど心配」——そんな時こそ、早めの点検がおすすめです。
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■点検内容
- 屋根全体の目視調査
- 瓦のズレ・割れ・歪みの確認
- 漆喰のひび割れ・欠落チェック
- 棟(むね)内部の状態確認
- コケ・カビ・水の通り道の確認
- ドローン点検(状況により対応)
屋根に上らず確認できる方法もありますのでご安心ください。
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■費用について
✅ 点検・お見積もりは無料です
必要な場合のみ、工事内容・金額をご提案します。
無理な営業は一切いたしません。
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■こんな方は特におすすめ
- 築10年以上、屋根点検をしていない
- 台風や地震の被害が気になる
- 室内にシミ・カビが見られる
- 近所で屋根工事が増えてきた
- 漆喰が黒ずんでいる、ポロポロ落ちている
早めの診断が、雨漏れと余分な修繕費を抑えます。
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✅川崎市・横浜市で10,000件以上の屋根点検実績
当社はこれまで 10,000件以上の屋根点検・漆喰補修・屋根葺き替え工事を実施。
地域特有の気候・施工事情を熟知したプロが、安心の診断を行います。
■お問い合わせ方法
お電話・メール・お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
ご希望日時に合わせ、現地調査に伺います。
点検事例写真集
①川崎市宮前区 築年数22年(点検当時)
棟と瓦の隙間に塗り込まれている漆喰が朽ちてボロボロになっていました。
漆喰が剥がれたことにより、瓦内部の葺き土(ふきつち)が露出しており、雨漏りのリスクが考えられました。棟瓦が一部割れ、苔も生えている状態でした。
②横浜市青葉区 築年数28年(点検当時)
棟の下や鬼瓦の隙間に塗り込まれていた漆喰が朽ちて穴が空き、内部が露出している状態でした。一部瓦が崩れている箇所も見受けられました。
③川崎市多摩区 築年数32年(点検当時)
棟下の漆喰が綺麗に剝がれてしまっていました。黒かったはずの屋根瓦が全体的に色褪せ、白っぽくなっているのも劣化のサインです。
④川崎市高津区 築19年(点検当時)
こちらのおうちも棟と瓦の隙間の漆喰が劣化し剥がれ落ちていました。
点検をきっかけに早期に気づくことが出来たため、雨漏りを引き起こす前に補修工事を行うことが出来ました。
漆喰補修 施工の様子はこちらから☟
✅マサキホームの施工について
マサキホームは、一般的な塗り厚より厚く漆喰を塗る施工法を採用しており、耐久性・雨仕舞い・美観の長期維持に優れています。
仕入れを見直した独自ルートで材料コストを低く抑えつつ、これまで積み上げてきた多数の施工実績と25年以上の経験を持つ職人により、瓦との取り合いを含めた屋根・棟まわりの仕上げを得意としています。
漆喰工事Q&A
Q1. 漆喰を厚くするメリットは?
- 厚塗りは漆喰の耐久年数を延ばし、ひび割れや剥離を抑え、雨水の侵入リスクを下げます。見た目の重厚感も生まれます。
Q2. 厚く塗るとコストは高くなりませんか?
- 一般的には材料量が増えるので高くなりがちですが、マサキホームは仕入れコストを抑えることで価格競争力を維持しています。
Q3. 職人の経験はどのくらいですか?
- 25年以上の経験者が在籍し、瓦の種類ごとの取り合い(納め)や、棟の処理、下地のチェックなど細かな調整が可能です。
Q4. 他社と比べて実績の「件数」は重要ですか?
- はい。多くの現場経験は、予期しないケースへの対応力や作業品質に直結します。数多くの屋根・漆喰案件をこなしてきたことは大きな強みです。
【地域限定】漆喰 一部無料補修キャンペーン!!
このブログをご覧いただき、2025年12月~2026年2月末までにお問い合わせいただいたお客様限定で、屋根無料点検に加えて、✅2カ所まで無料で屋根の漆喰補修を行う特典をご用意しております。
こちらは地域限定特典になります。
対応エリアは、川崎市・横浜市全域となります。
川崎市・横浜市のおうちで瓦屋根のメンテナンスをお考えの方は、是非このお得な機会に
マサキホームまでお問い合わせください!
瓦屋根の点検・補修工事は、実績豊富なマサキホームにお任せください!
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【神奈川県全域】横浜市 (鶴見区・神奈川区・西区・中区・南区・港南区・保土ヶ谷区・旭区・磯子区・金沢区・港北区・緑区・青葉区・都筑区・戸塚区・栄区・泉区・瀬谷区) ・川崎市 (川崎区・幸区・中原区・高津区・宮前区・多摩区・麻生区) ・相模原市・横須賀市・鎌倉市・藤沢市・平塚市・小田原市・茅ヶ崎市・厚木市海老名市 他
【東京都全域】千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・豊島区・北区・荒川区・板橋区・練馬区・足立区・葛飾区・江戸川区・八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・町田市・小金井市・小平市・国分寺市・狛江市・東村山市・清瀬市・西東京市・羽村市 他
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マサキホーム㈱ お問合せ窓口担当:山根





































