屋根修理の達人ブログ

リフォームに適した屋根の形状・種類や費用相場は?
2023.07.04

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の柳澤です。

 

屋根にはさまざまな形状があり、少し違うだけで大きく印象が変わります。リフォームする場合は外壁や全体との調和なども踏まえて形状や素材を決める必要があるのです。

 

そこで、好みのデザインに適したものを選ぶために必要な選定基準について、屋根形状や種類などをあわせて解説します。

屋根の形状

屋根の形状は、屋根を外側(横・上)から見たときの形を参考にして、新築・リフォーム時に選ぶのが一般的です。

 

形状によって、メリットやデメリットがあります。ここでは、いくつかの主要な屋根の形状について説明します。

 

切妻屋根

切妻(きりづま)屋根は、折り目が1つで、2つの斜面のみからなる単純な造りの屋根です。一般的に、多くの人が屋根をイメージしたときに思い浮かぶ形状です。ちなみに、切妻屋根には特徴的な「妻壁」と呼ばれる三角の壁があります。

 

切妻屋根は初期費用やメンテナンス費用が抑えられるのが強みです。雨漏りにも強く、特に木造住宅に多く見られる形状です。和洋両方のデザインに対応できるため、幅広い住宅屋根に適します。

 

ただし、独自性はあまりありません。そのため、屋根の差別化を図る場合や個性を重視する場合には、向いていないでしょう。

 

寄棟屋根

寄棟(よせむね)屋根は、グローバルスタンダードな屋根として知られており、日本でもよく見られます。4方向に面を向けるため、太陽光発電を設置する場合にも切妻屋根のように日の当たる方角が気になりにくい、というメリットがあります。ただし、乗せる屋根の面積が小さいと機器の設置自体が難しくなることもあります。

 

また、寄棟屋根は和洋両方に対応できて、風を受けにくい特徴があります。その一方、雨漏りのデメリットがあり、Yの字部分の雨漏り確認やメンテナンス・対策が不可欠です。そのため、費用は長期的な視点で割高になることがあります。

 

陸屋根

陸屋根は「ろく」、もくしは、「りく」と読む平行な屋根の形状です。鉄筋住宅に多い屋根です。おしゃれな形状と外観が特徴のシンプルモダンなデザインが特徴です。最近では、屋根の形状として増えており、日本の住宅でもよく見られます。そして、三角屋根が主流の日本では、屋根として昔の住宅に少なかったといえます。

 

主に、屋根が風を受けないこと、屋上のスペースを構築できることなどがメリットです。ただし、カビや藻の対策が必要となる背景があり、湿気が強くなりがちで、排水性能が弱く、屋根裏空間が狭い弱点があります。もちろん、屋根上の空間を活用できるため、屋上のスペースを構築できるのもメリットです。また、屋根への防水塗装が頻繁に必要なことに気をつけましょう。

 

片流れ屋根

片流れ屋根は、一面にのみ傾斜を作り出した屋根で、スロープ状のモダンなデザインが特徴です。特に鉄筋コンクリートや鉄骨造の建物に多く見られる形状です。

 

風や雨の影響を受けにくく、排水性が良いため、雨漏りのリスクが低いというメリットがあります。また、メンテナンスも容易で、屋根の裏側にはスペースが広く、収納や屋根裏部屋を設けることが可能です。

 

ただし、片流れ屋根は、空間利用やデザインの面で制約があるため、住宅以外の建物にはあまり適していません。また、雪の重みが一方向にかかるため、住宅に負担がかかります。

 

バレル屋根

バレル屋根は、曲線を描いた円形の屋根で、独特の外観が特徴です。雨や雪が流れやすく、風を受けにくいため、耐久性が高いです。また、デザイン性が高く、近年では個性的な建物の屋根として人気があります。

 

ただし、バレル屋根は、施工やメンテナンスが難しく、費用が高くなることがあります。また、特殊な形状のため、設計や工事には専門的な知識が必要です。

 

屋根の種類

 

屋根には以下の種類があり、その下にさらに細かく分類されています。

 

瓦には、和瓦と洋瓦があり、伝統的な日本瓦をはじめ、セメント・コンクリートや粘土などの素材で作られたものが存在します。総じて価格が高く、特に粘土屋根は工事費用が高いでしょう。デメリットは、熱に強く割れることもある点です。

 

もちろん、瓦自体の耐久力は50・100年単位で、瓦自体にメンテナンスは不要です。ただし、重くて耐震性能は薄いです。部分的に葺き替えができるのが特徴となります。ただし、瓦に対してカバー工法は施工不可です。

 

スレート屋根

スレート屋根は、繊維素材を基本とした屋根で、「天然スレート」や「合成スレート(これに着色したものが化粧スレート)」などがあります。例えば、コロニアルやカラーベストなどの製品が代表的です。

 

耐用年数は20~25年です。天然スレートのほうがデザイン性に優れるものの、重量が重く、費用も高いです。スレート屋根は加工しやすく、デザイン性に優れており、種類も多いです。勾配が緩くても使えるので、費用は安めです。

 

ただし、ひび割れのしやすさがデメリットであり、塗料による耐水性能の付加が必要です。その上で、10年周期でのメンテナンスが必須となります。

 

金属屋根

金属製のさまざまな屋根のことを指します。それぞれに特徴があり、以下のように素材によってメリットが異なります。

 

・スチール屋根

スチール屋根は、鋼板を主材料とした軽量で耐久性の高い屋根材です。防錆処理や塗装が施されており、さまざまな色やデザインが選べます。スチール屋根は、耐火性や耐風性に優れ、施工が容易です。そのため、費用を安くできます。ただし、雨音などの騒音が問題になることがあります。

 

・アルミ屋根

アルミ屋根は、アルミニウム合金を主成分とした軽量で錆びにくい屋根材です。耐食性や耐候性に優れており、長寿命でメンテナンスが少ないのが特徴です。アルミは加工が容易であるため、さまざまな形状の屋根に対応できます。

 

・トタン屋根

トタン屋根は、薄い鋼板を主材料とした、低い費用で施工が容易な屋根材です。軽量でシンプルな構造のため、短期間で施工ができます。しかし、耐久性や耐候性に劣るため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

・銅屋根

銅屋根は、銅製の屋根材で、非常に耐久性が高く、美しい独特の風合いが魅力です。経年変化によって表面が緑青色に変わるのが特徴です。銅屋根は、耐候性がありますが、費用が高いことがデメリットです。

 

・ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、鋼板にアルミニウムと亜鉛の合金でコーティングした屋根材です。耐候性や耐食性があり、軽量で施工が容易であるため、安い費用で導入できます。さまざまな色やデザインが選べてリフォームにも最適です。

 

アスファルトシングル

アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを浸透させ、石粒や砂でコーティングした屋根材です。耐用年数は15~30年で、価格は6,000〜8,000円/㎡となります。北米に多く、日本では少ないですが、洋風のデザインが特徴です。

 

アスファルトシングルは厚みが薄いため、台風や強風で剥がれるリスクがあります。しかし、軽量で防音・防水・防火性能があり、複雑な屋根にも対応できます。

 

ただし、施工できる業者には限りがあるというデメリットがあります。また、表面に水気が残ってカビや藻が発生しやすいです。

 

製品によっては、30年近くメンテナンスがいらないものもあり、耐用年数が長いです。女性向けインテリアにも適しています。

 

住宅の屋根リフォームをするときの選定基準

住宅の屋根リフォームする際の選定基準として、特に女性が気になる以下の点を考慮することがおすすめです。

 

・女性がこだわるおしゃれやインテリアに適したデザインや色があることを確認する

・費用や耐用年数を考慮する

・デザイン性にこだわる場合、塗装費用も多く必要なため、予算にも気をつける

 

まず、女性の好むデザインや色が豊富である屋根材を選ぶことが大切です。屋根は外観デザインに大きな影響を与えるため、女性の好みに合ったデザインが選べるかどうかを確認しましょう。

 

まとめ

今回は、屋根の形状や種類、選定基準などについて解説しました。屋根は、洋風や和風といったテイストや外観デザイン、重量や光沢などの屋根としての質、機能に関わる部分があります。その中で、女性の好むシックな屋根やおしゃれな屋根を上手く取り入れて、リフォームを成功させましょう。

 

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