屋根修理の達人ブログ

屋根らからの落雪を防ぐ雪止めとは?費用相場と注意点を解説
2023.03.24

こんにちは、川崎市宮前区のリフォーム会社の佐々木です。

寒い冬になると住まいに関する大きな悩みが「落雪」です。特に屋根からの落雪は、高い場所からまとまって落ちてくるので思わぬ事故になる危険性をはらんでいます。

そこで今回の記事では、屋根をリフォームする際に同時に考えたい、後付けできる雪止めについて解説していきましょう。

屋根から落雪を防ぐ雪止めとは

そもそも「雪止め」とは何を指すのでしょうか。

雪止めは屋根に降り積もった雪の落下が一度に地面に落ちないようにするための設備です。特に降雪量が多い北海道や東北地方、北陸などで設置される設備だと思われがちですが、雪下ろしが必要となる地域では逆に雪止めは設置されません。雪の量が多すぎて雪止めがすぐに破損したり、雪下ろしの際に雪止めが邪魔になったりすることが原因です。

雪止めを積極的に設置したい地域とは

 

降雪量はさほど多くないけれど毎年のように屋根に雪が積もる

関東地方や関西地方など、雪が積もっても数週間で溶ける

 

このような地域では落雪への対策が不十分なことが多く、毎年屋根からの落雪によって大きな事故も起きています。

お住いに隣家や歩道へ向かって傾斜している屋根がある場合は、特に雪止めの設置をおすすめします。

降雪量はさほど多くないけれど毎年のように屋根に雪が積もる

関東地方や関西地方など、雪が積もっても数週間で溶ける

 

このような地域では落雪への対策が不十分なことが多く、毎年屋根からの落雪によって大きな事故も起きています。

お住いに隣家や歩道へ向かって傾斜している屋根がある場合は、特に雪止めの設置をおすすめします。

降雪量はさほど多くないけれど毎年のように屋根に雪が積もる

関東地方や関西地方など、雪が積もっても数週間で溶ける

 

このような地域では落雪への対策が不十分なことが多く、毎年屋根からの落雪によって大きな事故も起きています。

お住いに隣家や歩道へ向かって傾斜している屋根がある場合は、特に雪止めの設置をおすすめします。

雪止めを後付けするメリット

■屋根からの落雪による事故を防ぐ

屋根に雪が積もるとよく氷の塊になります。豪雪地帯のように雪が大量に降らなくても、この氷の塊が屋根から落ちてきたところに人がいたら……。考えるだけでも恐ろしいですね。

 

落雪というと、大量の雪が屋根の端からどんどん落ちてくるというイメージが強いかもしれません。しかし、少ない積雪でも落ちてくる雪や氷の塊に巻き込まれないように、屋根に雪止めを設置することをおすすめします。

■雨樋などが破損するのを防ぐ

雪止めを設置していない場合、屋根に積もった雪が雨樋などに塊となって落ちて破損することがあります。雪の重みで雨樋が外れたり、塊となった雪で割れたりする被害も見られます。

 

雨樋は住宅や外壁が嫌う水の侵入を防ぐことが機能の一つです。そのため、雪止めを設置しないことが原因で起きた雨樋の損傷は早く補修する必要が出てきます。

このような住宅への被害を防ぐためにも、屋根のリフォームに合わせて雪止めの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

■落雪によるトラブルを防ぐ

屋根からの落雪による隣家とのトラブルは毎年後を絶ちません。火災保険の補償も自宅の落雪の損傷部位は適用範囲となるのがほとんどですが、隣家への物的損害までをカバーしていることは少ないです。

 

民法第218条では「土地の所有者は、直接に雨水を隣地に注ぐ構造の屋根その他の工作物を設けてはならない」*1と定めています。降雪も同様に解釈されると考えられるでしょう。

 

落雪によるトラブルでは、隣家の窓や外壁への損害の他にも、庭木などへ雪がかかり続けることで枯れてしまうという事例も見られます。

 

屋根のリフォームにあわせて雪止めを設置しておくことで、自宅だけでなく近隣の住宅や歩行者の安全にも配慮できるというメリットがありますね。

雪止めを後付けするデメリット

■施工不良によって雨漏りすることがある

屋根にあった適切な雪止めを選ばなかった結果、雪止めの設置が雨漏りの原因になることがあります。

 

また、金具タイプの雪止めの施工では屋根材の隙間に金具を差し込んでシーリング材で固定します。その際に屋根材を傷つけてしまう施工不良から雨漏りにつながる例も気をつけたいデメリットです。

 

雪止めを後付けする場合には、施工実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。

■経年劣化によって錆びる・見た目が気になる

後付け用の雪止めは大きく分けて金具タイプとネットタイプがあります。

ネットタイプのデメリットとしては

 

  • 設置場所が不適切だと雪止めとして機能しない
  • 屋根の上に設置したときの見た目が気になる

金具タイプのデメリットとしては経年劣化による錆が挙げられます。屋根の下地材などに錆の成分が悪影響を与えて腐食などにつながることもあります。

■豪雪地帯では雪下ろしの邪魔になる

さきほども触れたように、屋根からの雪下ろしが必要となるほどの豪雪地帯では雪止めがかえって邪魔になるため取り付けないことがほとんどです。

雪下ろしは専用の器具を使って屋根の上の雪を滑らせて落とします。そのため、雪止めがあるとそこで引っかかって作業効率が悪くなるのです。

 

ですから、毎年雪が大量に積もる豪雪地帯よりも、数年に一度大雪が降る、年に数回屋根に雪が積もる地域にこそ、雪止めの後付けをおすすめします。

 

雪止めを後付けする施工について

■屋根によって異なる施工方法

まず、後付けの雪止めはすべての屋根に取り付けられるわけではありません。

 

シングル屋根と防水屋根には雪止めは後付けできません。また、太陽光パネルの設置状況によっても施工できない場合があります。

 

太陽光パネルが設置されている屋根こそ、勢いよく滑ってくる落雪防止に雪止めを取り付けたいものです。しかし、太陽光パネルが屋根の軒先先端まで設置されていると、雪止めを取り付ける場所がありません。その場合は太陽光パネルの一部を撤去する工事が追加で必要となります。

 

瓦屋根では雪止め瓦への差し替えが一般的です。瓦は1枚ずつ取り外しが可能なので、雪止めを設置したい場所へ雪止め瓦を差し替える方法がおすすめです。

 

スレート屋根や金属屋根への雪止めの後付けは金具タイプを使用します。雪止め金具に設けられている引っ掛け部分を屋根へ取り付けていきます。取り付ける金具の素材にはステンレスや亜鉛メッキがあり、耐久性や価格が異なります。

他にも太陽光パネルを設置している屋根におすすめの「雪止めネット」という種類もあります。

 

どのタイプの雪止めがお住まいの屋根に適しているか、しっかりと業者に依頼して説明してもらうようにしましょう。

■雪止め金具の施工手順

雪止めネットは屋根の先端に施工するため、足場が必要になります。

 

  1. 足場の設置
  2. 屋根の向きや傾斜によって取り付け場所を決める
  3. ネットを設置する場所に金具を取り付ける
  4. 金具にネットを取り付ける
  5. 足場を撤去する

雪止めネットの施工工期は2~3日程度です

雪止めを後付けする際にかかる費用の相場は

■雪止め金具を後付けする費用相場

屋根に雪止めを後付けする工事で、もっともコストが安いのは金具タイプを使用したリフォームです。廃材処分費がかからない、足場を組む必要がない、工期が短いため費用がおさえられます。

 

30平方メートルあたり約7~10万円が相場です。

■雪止めネットを後付けする費用相場

屋根に直接ネットを設置して落雪を防止する雪止めネット。さまざまなカラーがあって屋根材に合わせて雪止めの色を選べます。

 

雪止めネットの施工には足場の設置が必要になることが多いです。費用相場は、30平方メートルあたり約12~15万円です。

 

雪止め瓦を後付けする費用相場

既存の瓦を雪止め瓦と取り替えて落雪を防ぐ工事です。既存の瓦の廃材処分費が別途かかることに注意が必要です。

 

費用相場は30平方メートルあたり約20~40万円です。

雪止めを後付けして屋根からの落雪を防ごう

異常気象が多くなる近年、滅多に雪が降らなかった地域でも積雪が見られるようになってきました。

雪止めはどのような地域にこそ必要かについてもご理解が深まったことでしょう。

自宅のみならず、近隣住宅の安全も兼ねて、雪止めの後付けを検討されることをおすすめします。

 

*1 引用元 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

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