屋根修理の達人ブログ

雨漏りの主な発生箇所と原因について ❶屋根
2018.10.05

こんにちは。川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村です。
今回は、前回お話した『雨漏り放置による3大被害の恐怖について』の続編としまして、弊社が実際に工事を行った雨漏り修理の事例を雨漏り発生箇所ランキングを基に、高頻度で発生する箇所を中心に雨漏りの原因や修理内容を詳しく取り上げます。
また、先日の台風24号のような超大型が通過した後には、特に屋根を中心とた『雨漏り点検・調査』をお勧めします。

詳細説明の第1回目は、雨漏り箇所ランキング1位の『屋根』についてお話します。

1. 雨漏箇所別ランキング(マサキホーム施工)

 1位:屋根
 2位:屋上、ベランダ
 3位:破風板、軒天、雨樋
 4位:外壁のヒビ
 5位:サッシ窓


*マサキホーム株式会社 雨漏り施工ランキングより

◆雨漏り施工ランキング1位 ・・・ 屋根

 

2. 『屋根』が原因の雨漏りについて

(1)屋根の主な雨漏り箇所と現象

谷樋の劣化、棟板金の浮き、スレートの浮き・ひび割れ・一部落下、瓦の割れ・ズレ、棟瓦の欠落、漆喰の崩れ・剥がれ・ひび割れ、天窓の劣化、防水シートの劣化・剥がれ、コーキングの劣化、屋根裏換気口からの雨漏り

 

(2)屋根からの雨漏り被害状況

【屋根からの雨漏りで天井・壁にシミが!】
雨漏りで天井や壁が濡れた色や輪染みのあと・・・・・なんでシミってあんなに嫌な色なんでしょうね?ホントにがっかりですよね。放っておくとほとんどの場合、被害が拡大します。


↑ 雨漏りで「天井にシミ」ができ、放置すると「天井板が歪み⇒落下」

上記の雨漏り被害状況より一例をご紹介します。

〔雨漏り点検調査事例〕

藤沢市築35年 瓦屋根からの雨漏れ(上記の左側画像)
相談内容 ・・・ 2階の天井に凄いシミがあり雨漏りしているので見てほしい。

こちらが天井のシミ↓
社長2

屋根にのぼり点検中↓
社長32
調査の結果、屋根の棟下漆喰等が劣化して棟瓦から雨水が侵入していることが判明しました。瓦屋根は地震等で瓦のずれが起こり、台風等で屋根漆喰が剥がされているケースが多々あります。定期点検が必要不可欠な部位になります。雨漏れをしているとのことでしたので、防水シートが破けてるケースがほとんどのため屋根の葺き替えを提案をさせていただきました。

◆屋根からの雨漏り被害による施工事例は下記をクリックしご閲覧下さい。

 ☞ 施工事例 2018年9月14日 川崎市  屋根補修工

 

(3)屋根からの雨漏り原因は何?

【スレート屋根から雨漏りが起こる原因】
*棟板金の釘浮き
棟板金を固定する釘が浮いている場合に、その釘穴を伝って浸入することがあります。
ただ下には防水シートがあるのでまず簡単には浸水しません。
浸水の危険が高まるのは築年数が20年を越えるなど防水シートの劣化が進んでいる場合です。
※釘浮きの原因 ⇒ 経年の温度変化や、釘が打たれている木材の劣化、強風等

スレートの浮き、ヒビ割れ、一部落下
その隙間やヒビ、落下により空いた穴から浸入することがあります。ただ下には防水シートがあるのでまず簡単には浸水しません。浸水の危険が高まるのは築年数が20年を越えるなど防水シートの劣化が進んでいる場合。
※浮き、ヒビ割れ、落下の原因 ⇒ 強風・飛来物・鳥の落とし物や、屋根に人が上ったときに踏み割れ

◆スレート屋根からの雨漏り被害事例は下記をクリックしご閲覧下さい。

 ☞ 店長ブログ 川崎市 麻生区 屋根 雨漏れ点検 火災保険が適応

【瓦屋根での雨漏りの原因】
*瓦の割れ、ズレ
その隙間や空いた穴部分から浸入することがあります。ただ下には防水シートがあるのでまず簡単には浸水しません。浸水の危険が高まるのは築年数が20年を越えるなど防水シートの劣化が進んでいる場合です。
※割れ、ズレの原因 ⇒ 強風や飛来物、鳥の落とし物等

*漆喰の崩れ、剥がれ、ヒビ割れ
・大きく崩れている、何カ所も崩れている場合
雨漏りについてだけ言えばすぐに雨漏りするという危険はそれほど高くありません。ただ、棟が歪んでいたりする場合には漆喰の内側の土が劣化し、棟瓦を固定する力が弱くなっています。
棟の取り直しを行い、最新の地震に強い工法で棟を土台から強固にすると安心です。
・多少の剥がれ、ヒビ割れが見られる場合
すぐに雨漏りするという危険はほぼないです。ただ点検をすると安心です。
※漆喰の崩れ、剥がれ、ヒビ割れの原因 ⇒ 風雨等天候による劣化

【天窓と周辺の雨漏りの原因】
*ガラス周囲のパッキンの劣化
※原因 ⇒ 経年劣化

*屋根接合部の防水シートや水切りの劣化
※原因 ⇒ 経年劣化

 

その他の原因】
*谷樋
谷板、谷樋の穴や隙間から浸入することがあります。谷部分は屋根の水が集まり流れる部分なので、劣化がはやく、古い谷板の場合穴が空くこともあります。
※原因 ⇒ 谷樋の劣化

*庇部分屋根材の劣化
庇も屋根の仲間ですので屋根と同様に雨漏りする恐れがあります。ただ、屋根のようなしっかりとした構造で施工されないこともあるので、劣化等がはやい場合があります。
※原因 ⇒ 屋根と同じ

 

3.雨漏り放置厳禁?!

【雨漏りは見た目以上に深刻です!  絶対に放置はしないでください】
雨漏りは見た目もがっかりですが、見えないところではもっとがっかりなことになっている恐れがあります。そもそも雨漏りが起こると、原因カ所周辺が水で濡れます。多くの場合は壁の内部や天井裏等見えないところに浸入してきます。そこからどんどん水が浸入し、いろいろな物を濡らしながら伝ってきて、壁紙や天井などに到達します。なので、目に見えるところにシミができたときにはすでにいろいろな場所を濡らしています。

特に、古い家でない場合には断熱材等が使用され、雨漏りが始まってから水が室内に到達するまでの時間が長くなっています。つまり、お住まいの方がシミを発見したときには、そのだいぶ前から雨漏りがしていて、見えないところを長く濡らし続けていたということになります。壁紙やボート、天井板等の交換だけでは済まないということも少なくありません。家の骨組みとなる構造物は丈夫にできてはいますが、カビたり腐食したりした場合には修繕コストも跳ね上がります。ですので、雨漏りは長く放置せずに発見したら業者に相談しましょう。

◆雨漏りにも強い今人気の軽量金属屋根の紹介は下記をクリックしご閲覧下さい。

☞ 店長ブログ 屋根葺き替え工事 既存瓦⇒軽量金属瓦

 

最後までご閲覧いただきありがとうございます。
今回は、詳細説明の第1回目としまして、雨漏り箇所ランキング1位の『屋根』についてお話しました次回は、雨漏り箇所ランキング2位の『屋上、ベランダ』からの雨漏りについて、弊社で過去に工事しました雨漏り修理の状況も交えて詳しくお話したいと思います。

雨漏り修理をはじめ、各種リフォームをご希望の方はご相談ください。

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