屋根修理の達人ブログ
屋根にはどんな種類があるの?
2021.01.19
川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社です。
おうちの中で最も重要性が高いといわれているのが屋根です。常に風や雨にさらされるので、他の箇所と比べて、定期的なメンテナンスも必要とされます。
さて、皆さんは自分のおうちの屋根の種類を知っていますか?屋根の種類と聞いてピンとくる人は少ないのではないでしょうか?「屋根ってどこも一緒じゃないの?」と思う方も多いでしょう。実は、屋根の種類はいくつもあり、種類によって特性や耐用年数が異なります。
今回は何種類もある屋根の種類の中から、ぜひ知っていて欲しい種類をご紹介します。屋根のリフォームを検討されている方、自分のライフスタイルに最適な屋根の種類は何か考えてみてください。
1.瓦(粘土製)
日本の屋根といえば瓦をイメージする方も多いのではないでしょうか?
★メリット★
瓦の最大のメリットは丈夫さです。耐用年数は50年以上で一番長持ちする屋根の種類といわれています。塗り替えの必要もないので、メンテナンスの手間が省けるのは嬉しいですよね。万が一破損した場合でも、1枚単位で交換ができるので、ランニングコストを抑えることもできます。さらに断熱性や耐熱性、遮音性にも優れており、日本の気温や風土との相性はバッチリです。
瓦屋根というと和風な家にしか使われていないイメージがありますが、現在では洋風の住宅にも合うようなデザインが増えています。
★デメリット★
瓦は初期費用が高く、高度な施工技術が必要になるといった点から、気軽に取り入れられる種類ではありません。基礎工事をしっかりと行う必要があるので、施工業者の見極めが大切となります。また、他の種類と比べて瓦は重いため、耐震性が低下するというデメリットもあります。日本は地震大国と呼ばれるくらい地震が多いので、耐震性は心配になりますよね。
2.ガルバリウム
★メリット★
ガルバリウムの最大のメリットは耐久性です。耐用年数は25年〜30年といわれており、風災にも強い素材になっています。その要因は施工方法です。ガルバリウムは板を一枚一枚噛み合わせて施工をします。そのため、ズレたり飛ばされたりする可能性が低くなります。台風の時期になるとおうちの屋根が飛んでしまわないか心配になりますが、ガルバリウムならそんな心配がいりません。
さらにガルバリウムは一般的な瓦の約6分の1の軽さと、屋根の種類の中でも軽いものになっています。おうちの一番高いところにある屋根を軽い素材にして家の重心を下げることで、耐震性のアップに繋がります。家を支えている基礎の部分や柱に負担がかからなくなるんですよ。地震が多い日本でも安心ですね。
また、加工性も備えているので、どんな屋根の形状にも対応できます。屋根だけではなく外壁に使われていることもありますよ。
大雪にも耐えられる素材なので、積雪が多い地域でも安心して取り入れることができます。
★デメリット★
ガルバリウムの欠点は他の種類と比べて薄いことです。衝撃に弱く凹みやすかったり、防音性も高くありません。さらに断熱性が低いため、別で断熱対策が必要です。
但し、ガルバリウムを使用して施工を行う際は断熱材や音を吸収する吸収材を併用することが一般的なので、ご心配な方は施工前にご相談ください。
3.スレート
スレート屋根はセメントに繊維質の材料を混ぜた屋根の種類です。
★メリット★
スレート屋根は、どんな住宅にも合わせやすいシンプルなデザインから人気が出ています。スレート屋根は最も普及している屋根の種類なので、対応している施工業者が多いことが特徴です。メーカーが作っているデザインやカラーのバリエーションも豊富なので、自分がイメージしている屋根のデザインを選ぶことができます。工事費用も他の種類と比べて安価なこともスレート屋根が普及している要因の一つです。施工も簡単なので、業者探しで手間取ることもありません。
★デメリット★
スレート屋根は安価な分、耐久性が高くありません。割れやすいので、施工箇所によっては対応ができないというケースもあります。強い風や雨にも弱く、隙間から雨水が入りやすいというデメリットもあります。こまめなメンテナンスも必要で、5年おきには定期点検、10〜15年ごとには塗り直しや板金修理を行わなければなりません。
メンテナンスの費用は他の屋根の種類と比べても安価なので、コストを抑えたい方にオススメです。
4.アスファルトシングル(防水シート)
アスファルトシングルはアメリカなどの海外で定番の屋根の種類です。グラスファイバーにアスファルトを塗装し、表面には細かな石粒や砂を施してアクリル樹脂で固められています。昔のアスファルトシングルはフェルト紙にアスファルトを浸透させていたので耐久性の低さがネックですが、現在のアスファルトシングルの耐久性は格段にアップしました。
★メリット★
シートなので曲面に強く、施工も簡単なのでDIYで施工することも可能です。割れにくさや錆びにくさにも定評があり、商品の中には30年保証があるものもあります。耐久性の高さが人気の理由なんですね。
★デメリット★
強風で表面の石が取れてしまうこともあるので台風の日は気をつけなければなりません。そして日本は海外に比べて湿度が高いため、表面にカビが生えやすいという難点があります。また、海外で人気の種類ですが、国内では今のところ需要が少ないため施工業者が少ないのが欠点です。実際に施工をしたいと思っても、依頼する業者を見つけるのが大変なんですよね。
5.樹脂繊維セメント
樹脂繊維セメントは、屋根の種類の中でも比較的新しいものです。瓦のように厚みがありつつ、軽量という点が評価されています。
★メリット★
見た目は瓦のように重厚感があるので、品があるおうちに仕上がります。そして断熱性も高く、衝撃にも強いことから人気が出てきています。
★デメリット★
そんな樹脂繊維セメントのデメリットが金銭面です。初期費用が高いことに加え、10年ごとの定期点検が必要です。また塗装も剥がれやすいため、30年に1回は塗装をし直さなければなりません。メンテナンスの費用も他の屋根の種類と比べて高いので、予算を重視する方には不向きです。
6.ステンレス
ステンレス鋼板とは、鉄が主成分でクロムやニッケルを含んだ合金の屋根材のことです。
★メリット★
ステンレスはサビに強い屋根の種類です。一般住宅にはあまり普及はしていませんが、潮風を受ける海岸近くにお住まいの方にはおすすめしたい種類です。
また、ステンレス自体がかなり軽量な素材のためステンレス屋根は大変軽く、建物の耐震性を高くすることができます。
★デメリット★
ステンレスのデメリットは防音性と断熱性が低いことです。他の屋根の種類と比べて、雨音が大きく聞こえてしまいます。断熱性も低いので、夏場は暑くなってしまいます。防音性と断熱性の欠点を補うために、別の対策が必要です。
〔まとめ〕
屋根の種類を6種類ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
こんなに屋根の種類があることを知らなかった人も多かったと思います。
住宅環境やライフスタイルによって、お選びになる屋根の種類は人それぞれです。コストパフォーマンスを重視する方もいれば、メンテナンスの手間の少なさを重視する方もいるでしょう。
◆屋根のメンテナンスを考えているんだけど・・・?
☆「屋根のリフォームをしたいけど何から決めれば良いかわからない?」
☆「どの種類が良いかイマイチわからない?」
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大切なおうちを守る屋根のリフォームをぜひ私たちにお任せください。
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